サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館) おかげさまでサントミューゼは10周年

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参加・体験

アソビジュツ! アソビながらビジュツしよう!

概要

「アソビジュツ!」は、小学生を対象に絵画や工作、造形あそびなどの体験を通して「モノをつくる楽しさ」を感じながら創造力を育む連続講座です。

2019年「アソビジュツ」 受講生募集案内

平成30年度の様子

毎回、様々な「モノづくり」に挑戦しながら、筆やはさみ、カッターやステープラーなど道具の扱いに慣れることで、表現の幅を広げ、自由な発想や新たな創作意欲を引き出すきっかけづくりを行います。

平成30年度は全8回にわたって活動しました。

日 程 全8回
【2018年】 5月27日(日)、6月24日(日)、7月22日(日)、8月19日(日)、9月23日(日)・24日(月・祝)、10月21日(日)、11月25日(日)、12月16日(日)

対 象 小学校1年生~6年生(受講生25名)

講 師 倉島壮(当館指導員)

5月27日(日) 第1回 染め紙を使って工作しよう!

第1回目は簡単な紙工作から。身近な素材を使いながら、モノづくりの基本、道具の扱い方を体験します。
つくるものは“ペン立て”。まずは装飾となる染め紙づくりから。障子紙を三角に折りたたんで湿らせたら、角にえのぐで色をつけます。最後に紙を広げると、色がにじんで素敵な模様の出来上がり。

染め紙が出来たら、いよいよペン立てづくり。ガムテープの芯と紙の筒を組み合わせて自分だけのペン立てをつくります。組み合わせが決まったら、染め紙を巻いて、切れ込みを入れたらボンドでくっつけて完成!カラフルなペン立てが出来上がりました!

6月24日(日) 第2回 友達のいろいろな姿を描こう

第2回目はデッサンと着彩。一人ひとりがモデルになってお互いを描く、お絵かき三昧の一日です。午前はクロッキー。真ん中で、ひとりが5分間ポーズをとって、それをみんなで描いていきます。細かく描き込まずに、全体をよく見て大きくとらえるのがコツ。みんな真剣です。

午後は二人一組でデッサンと着彩。お互いにポーズをとりながら、鉛筆の太い線、細い線を使って、じっくりよく見て描いていきます。全体が描きあがったら着彩。明るいところ、暗いところ、色の見え方も考えます。

最後は全員で鑑賞。迎えに来たおうちの方にも一緒に見てもらいました。一日中絵を描いてみんなくたくた。でも、こんなにじっくり真剣に絵を描く経験は二度とないかも!?お疲れさまでした。

7月22日(日) 第3回 空飛ぶ円盤と紙の笛をつくろう

第3回目は再び工作。今度は少し難易度が上がります。
まずは、等間隔に穴をあけて作った手作りコンパスを使って空飛ぶ円盤をつくります。
等間隔の円を色で塗り分けて、三角錐の帽子をつければ円盤の完成。周りに切れ込みを入れて、輪ゴムをひっかけて勢いよく離すと、クルクルッと空を飛んでいきます。

外でみんなで円盤を飛ばして、ひとしきり遊んだところで、午後は笛づくり。
まっすぐ切って、しっかりのり付けしないと、空気が漏れてちゃんと鳴ってくれません。正確につくることも工作の醍醐味のひとつです。大変だったけど、みんな、ちゃんと鳴ったかな?

8月19日(日) 第4回 いろいろな技法を使って紙に表情をつけよう!

「絵を描く」と言っても、いろいろな描き方があるのを知っていますか?第4回目はいろいろな技法を使って、偶然できる不思議な形を楽しみます。
えのぐと画用紙を使って、マーブリングやスクラッチ、ドリッピングにデカルコマニーとさまざまな技法を試していきます。

いろんな作品ができたら、最後はコラージュ。ダンボールを使って自分用のフレームつくったら、中に作品を張り込んでいきます。フレームいっぱいに絵を敷き詰めたら完成!世界に一つしかない絵画作品が出来上がりました。

9月23日(日)、24日(月) 第5回 オリジナルキャンバスをつくって、楽しい絵を描こう!

第5回は2日間の連続回。キャンバスからフレームまで全部自分でつくって、さらにスクラッチ絵に挑戦します。
1日目はフレームづくり。前回のおさらいもかねてダンボールを切って組立てたら、今度は、液体粘土と段ボールの切れ端を使って装飾していきます。粘土が固まったら着彩して完成。みんな、だいぶ道具に慣れてきたようです。

2日目はスクラッチ絵の制作。画用紙いっぱいに何色ものクレパスで色を塗り分けて下地を作ります。色が塗れたら今度はその上からアクリル絵の具で真っ黒に塗りつぶします。真っ黒になった画面を割りばしペンでこすると…下からきれいな色が!思わぬ色が出てくるのがスクラッチ絵の面白いところ。鮮やかな絵があらわれたところで、1日目のフレームに貼って完成。みんなで鑑賞して楽しみました。

10月21日(日) 第6回 影絵であそぼう!

第6回目は影絵。子どもアトリエを真っ暗にして、光と影を使ってグループごと影絵の紙芝居をつくりました。

どんなお話にしようか、台本から登場人物、セリフまでみんなで考えて、切った色紙やカラーセロハンにペンライトで光を当てて影絵をつくっていきます。リハーサルをした後、お迎えに来たおうちの方を観客に発表会。子アトシアターの開幕です!
途中、ペンライトの電池が切れるアクシデントもありましたが、それぞれのグループが海のお話や季節のお話、宇宙のお話など工夫を凝らした発表で会場を沸かせました!

11月25日(日) 第7回 お面をつくってあそぼう!

第7回目はお面づくり。展開図をつくって自分で組み立てる複雑な紙工作に挑戦です。
いつもの切ったり貼ったりすることに加えて、自分の顔に合うように少し立体的に作らなければなりません。作業が多く大変でしたが、みんな何とかお面の土台をつくることができました。

土台ができたら次は装飾。なりたい自分や変身してみたい自分をイメージして、自分だけのお面をつくります。個性豊かなお面が出来上がったところで、みんなでかぶって撮影会。集合写真は、まるで仮装パーティーのようでした。

12月16日(日) 第8回 スタンプとフレームで大きなガラスを飾ろう!

最終回となる8回目はガラスアートに挑戦。子どもアトリエ前の大きなガラスをスポンジスタンプを使って彩ります。クリスマスをモチーフに、スポンジを丸や三角、星など好きな形に切ったら、それを組み合わせて、雪だるまや星空、虹や雪の景色などさまざまな表現でガラスを埋めていきます。ガラスがいっぱいになったところで、最後は自分のお気に入りの場所を手作りフレームでトリミング。鮮やかなガラスアートが子どもとアトリエ前を彩りました。

みんなでつくったガラスアートは1週間公開して、たくさんの方にご覧いただきました。

平成20年度の様子