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【レポート】南紫音 地域ふれあいコンサート at 信州国際音楽村 ホールこだま

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2020.10.10(土)

 

ほぼ1週間にわたる小学校でのアウトリーチ活動を終え、最終日に開かれた地域ふれあいコンサート。目の前に浅間山が見える小高い丘に立ち、遊歩道沿いには多種多様な花が咲く自然豊かな「信州国際音楽村」の純木造建築「ホールこだま」が会場となりました。

 

会場にはアウトリーチで訪問した小学校の児童が10人ほど訪れ、アットホームな雰囲気の中、ヴァイオリニストの南紫音さんとピアニストの三原未紗子さんがともに黒のワンピース姿で登場。サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソを演奏しました。

 

この曲はスペインのヴァイオリニスト、パブロ・デ・サラサーテのために書かれたもので、エキゾチックな雰囲気の中で何度もロンドの主題がくり返されます。

 

 

 

1曲目を終えて華やかな余韻に浸る中、あらためて南さんと三原さんが挨拶。同じ大学出身の2人は、卒業後8年ぶりに上田駅の改札で再開したというトークを交えつつ次の曲へ。

 

パガニーニのカンタービレは、「歌心あふれる優しい曲です」と解説。3曲目は小学校のアウトリーチでも演奏したバルトークのルーマニア民俗舞曲を演奏。それぞれどのような踊りがテーマになっているのか、より深く曲を楽しめるよう丁寧に解説してくれました。

 

4曲目、5曲目はつづけて演奏。プロコフィエフのハイフェッツ編:「3つオレンジへの恋」よりマーチは、もとはカルロ・ゴッツィによって書かれた劇をプロコフィエフがオペラ化したものです。南さんがオペラの概要を語ると、そのユニークな語りから思わず客席からも笑いがこぼれ、一気に和やかなムードに。チャイコフスキーの「懐かしい土地の思い出」はもともと3つの小品がセットになっていて、そのうちのメロディーを演奏しました。

 

 

休憩を挟んで最後に披露したのは、11月のリサイタルでも演奏するベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番。

 

この作品が出る以前はヴァイオリンの助奏付きのピアノソナタが主でしたが、この作品はヴァイオリンとピアノが対等で聴くものを魅了する力があるように感じられ、迫力ある演奏に盛大な拍手がわき起こりました。

 

 

アンコールではゆったりと優雅な印象を受けるパラディスのシチリアーノを演奏し、終演しました。

 

終演後、お母さんと一緒に鑑賞した小学生は「教室で聴くよりも音が綺麗でおどろいた」と話し、ホールで生の演奏を聴く楽しさを体全体で感じ取った様子が伺えました。

 

南さんによる、艶やかで幅のあるヴァイオリンの音色が、ホールこだまの中で心地よく響いた一日となりました。

 

 

 

【プログラム】

サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ

パガニーニ:カンタービレ

バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

プロコフィエフ/ハイフェッツ編:「3つオレンジへの恋」よりマーチ

チャイコフスキー:「懐かしい土地の思い出」よりメロディー

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番より

第1楽章 アダージョ・ソステヌートープレスト

第2楽章 プレスト

 

(アンコール)

パラディス:シチリアーノ


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