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【レポート】沢崎恵美・中鉢聡 ソプラノ&テノール リサイタル

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沢崎恵美・中鉢聡 ソプラノ&テノールリサイタル ~オペラ、カンツォーネ、日本のうた~

ピアノ:瀧田亮子

 

2018年6月9日(土)14時開演 at 小ホール

 

プログラム:

第一部

カプア:オ・ソーレ・ミーオ

ヴェルディ:オペラ「リゴレット」より“女心の歌”

クルティス:忘れな草

作詞 金子みすゞ/作曲 中田喜直:童謡歌曲集「ほしとたんぽぽ」より“こだまでしょうか”“わたしとことりとすずと”

作詞 渡辺達生/作曲 中田喜直:歌をください

プッチーニ:オペラ「トスカ」より“星は光りぬ”

カルディッロ:カタリ・カタリ

作詞 西條八十/作曲 服部良一:蘇州夜曲

作詞/作曲 さだまさし:いのちの理由

 

第二部

ビゼー:

オペラ「カルメン」より

前奏曲

第1幕 ハバネラ、セギディーリア

第2幕 アルカラの竜騎兵~花の歌

第4幕 行進曲~フィナーレ

 

アンコール

フランツ・レハール:メリー・ウィドウ・ワルツ

 

 

当館の開館記念事業として開催した「第九 in うえだ」にも出演したり、5月には小学校や福祉施設などへのアウトリーチ活動で上田地域の市民にも馴染みがあるソプラノ歌手の沢崎恵美さんとテノール歌手の中鉢聡さん。この日は2人の歌とピアニスト瀧田亮子さんの演奏でリサイタルが始まりました。

 

1曲目はカンツォーネの名曲「オ・ソーレ・ミーオ」。テノールのふくよかでホール全体を満たすような声と心が踊るような伸びやかなソプラノが重なり合っていきます。多くの人が知っている曲ということもあって、歌声に合わせてリズムを取りながら聴く人が多かったのが印象的なはじまりに。

 

 

これまでに行ったアウトリーチなどの活動で出会った人はいないかと会場全体を見渡しながら挨拶をする沢崎さんと中鉢さん。アーティストがホールから飛び出てまちで活動することで、「その結果オペラを好きになる人が増えて、10年後や20年後に良きライバルとしてつながれたら面白いですね」と沢崎さん。大勢の上田市民とのふれあいの中で2人が感じた話をちょっとしたエピソードを織り交ぜながら話し、会場の空気が温まったところで次の曲へ。

 

ここからは中鉢さんのソロで、ヴェネツィアで初演後に大ヒットとなった「オペラ『リゴレット』より“女心の歌”」、「忘れな草」を歌いました。情緒たっぷりに歌い上げ、割れんばかりの拍手が会場に鳴り響きました。

 

 

続く沢崎さんは日本のうたから、作曲家・中田喜直さんが作曲した作品をセレクト。金子みすゞの詩を読んでから歌う様子からは、声や曲だけではなく、日本語の言葉の美しさを感じさせ、さらには様々な想像を喚起させるようでした。

 

 

再び歌い手が変わり、中鉢さん。「オペラでは鉄板です」と中鉢さんが評したプッチーニの「オペラ『トスカ』より“星は光りぬ”」、カルディッロのカタリ・カタリの話では「僕が今日歌う曲は、すべて女々しい男を表しているんです」と話して会場を湧かせながらも、歌ではその世界へと惹き込んで行く。公民館コンサートに来場して興味を持ったという観客の1人からは、「やはりコンサートホールで聴く歌声は、より心に響く素晴らしさがありました」という感想も。

 

「大きな拍手でいいな」とお茶目に話しながら再登場した沢崎さん。「とても美しい歌で好き」だと話した「蘇州夜曲」、さだまさしさんの「いのちの理由」をしっとりと歌い上げて第一部が終了。

 

第二部では「カルメン」を2人で演奏。「普段はカルメン役の歌手はメゾソプラノやアルトが一般的ですが、今回は沢崎さんの美しいソプラノの声で歌います。女性らしいナチュラルな魅力を感じることができます。歌声はもちろんですが、表現力、演技力もお楽しみください」と中鉢さん。

「カルメン」はオペラの中でも最大規模のグランドオペラであり、通常であれば大勢の歌手が登場する作品ですが、カルメンの奔放で魅力的な姿を沢崎さん、中鉢さんの2人の世界で楽しむことができました。

 

 

第二部、アンコールでは観客との触れ合い、一緒に踊るなどのサプライズもあって所々で歓声が沸き起こり、オペラ、2人の歌手の魅力と楽しさがぎゅっと詰まった2時間のリサイタルでした。

 


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