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【レポート】土田英生 市民参加演劇公演出演者ワークショップ

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土田英生 市民参加演劇公演出演者ワークショップ

2018年5月27日(日) 14:00~ at サントミューゼ大スタジオ

 

 

 

9月23日(日)、24日(月・祝)に開催される土田英生「市民参加演劇公演」。9月から行われる全7回の稽古に先駆け、参加者によるワークショップが開催されました。

 

 

前日行われた演劇ワークショップに参加した人も含め、演劇初心者から経験者まで10名が大スタジオに集合しました。

 

まずは昨日のワークショップと同じように呼吸についてのレクチャーが行われました。

経験者といえども、呼吸に注目したワークは初めてのようで、皆さんうまく力が抜けないようです。

 

そして昨日は呼吸だけで演技を行いましたが、9月の公演に向けてセリフをつけて挑戦します。

驚きを表す「え」で息を吸い、安堵して「あー」で吐く。そして少しずつセリフを伸ばしていきます。

 

「最初は難しいかもしれませんが1つのセリフは、1つの呼吸でしゃべると覚えておいてください。受け答えは上がる、下がるで構成されていて、それはセリフが長くなっても一緒ということです」。土田さんのアドバイスを受け、呼吸に意識を集中します。

 

会話は呼吸のやりとりということで、2人ずつ前に立ち、呼吸を意識して呼びかけてみます。ですが、呼吸を意識すればするほどギクシャクしてしまい、つい感情をのせてしゃべってしまいます。

 

 

「呼吸を吸う、吐くなどの反応がないのにしゃべってしまうと変な揺れがでてしまう」と土田さん。テレビや映画と違い、舞台は呼吸を共有することを考えなければいけないといいます。

 

休憩をはさみ、次のワークに入る前に9月の公演について簡単な説明がありました。

本番となる9月の舞台は、外部から役者さん1名を迎え、11名で芝居を構成します。

 

実際に土田さんに稽古をつけてもらうのは9月に入ってからの9日間しかありません。

「事前に個人練習をできますか?」という問いかけに、「大丈夫です」と力強い声。

上田を舞台にした作品にしたいので台本制作にも協力してもらうかもしれないという土田さん。「舞台の台本を書いてみたいという人は?」という問いに、そっと手を上げる参加者もおり、地元ならではの内容を入れ込んだ作品になりそうです。

 

考えている舞台の構成を、ホワイトボードを使って説明します。

日常の中の1コマをいろいろな角度から見せる舞台。認識のズレから生じる会話のおかしさや悲哀を軽快なテンポで見せることで定評のある土田さんらしい舞台を予感させます。

 

 

公演の概要について説明が済み、ひと安心したところでワークショップ再開。

呼吸のやりとりをしっかりするのが今回の舞台のテーマです。

 

呼吸を意識しながら、さらに動きをつけていきます。

リラックス→緊張→リラックス。この3つの反応をするだけで、変化と変化の間は呼吸の状態を維持するようにします。

 

「反応してしゃべる」「反応してしゃべる」を意識しながら、順に課題に挑戦しますが、ひと呼吸でしゃべりきらなかったり、吸うところで吐いてしまったりと苦戦する参加者。

 

 

 

また体が反応していないのに無理矢理芝居をしようとすると一音目が消えてしまうと、その例を土田さんが実演。「よく見るでしょ。テレビとかで」というその演技に会場は笑いに包まれます。

 

「呼吸よりも自分の思い描いたイメージに引っ張られる人もいましたが、練習してフラットにやっていけるようにしたいと思います」と土田さん。

 

初顔合わせとなったこの日、最初は少し緊張気味の参加者でしたが、ワークを重ねるごとに土田さんの解説に声を出して笑ったり、隣の席の人と会話したりと、緊張がほぐれてきたようです。

 

次に土田さんと会えるのは季節を一つ飛び越した9月です。

どんな台本ができあがり、どんな舞台が完成するのか。9月の公演に期待を抱かせるワークショップとなりました。


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