公演をより深く楽しんでいただくために、指揮者のパスカル・ヴェロさんが「ドビュッシー/交響詩≪海≫」の魅力についてお話します。
指揮:パスカル・ヴェロ
1959年フランスのリヨン生まれ。1985年民音指揮コンクールで第3位及び齋藤秀雄特別賞を受賞し、小澤征爾の招請により1986年から90年までボストン交響楽団副指揮者を務める。その後1991年から97年までケベック交響楽団音楽監督、1999年から2001年まで新星日本交響楽団首席指揮者、また、フランスにてピカルディ管弦楽団音楽監督、コンピエーヌ帝国劇場芸術監督、ディジョン歌劇場音楽監督を務めた。
2006年4月より、仙台フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。フランス音楽の主要なレパートリーに加え、ストラヴィンスキーの「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」を始めとするバレエ音楽や、古典から現代に至る数多くの音楽を指揮・紹介、そのはつらつとした音楽で多くの人を魅了し続けている。2010年10月の記念すべき第250回定期演奏会では、ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」(全幕・コンサート形式)を指揮。同年、ディジョン歌劇場でのプロコフィエフ「3つのオレンジへの恋」がフランス音楽批評家協会クロード・ロスタン賞を受賞。
2013年3月には、国際交流基金の要請で仙台フィルとともにロシアのサンクト・ペテルブルクとモスクワを訪れ、ドビュッシー「海」「夜想曲」などを演奏し満場の喝采を受けた。2016年4月、仙台フィル第300回定期演奏会とサントリーホールでの特別演奏会で、ベルリオーズ「レリオ」を指揮し大成功を収めた。国内のオーケストラや吹奏楽団へ客演するほか、韓国のオーケストラにも呼ばれている。2018年4月より、仙台フィル桂冠指揮者。東京フィル名誉指揮者でもある。
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9月4日(日)15:00~