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【レポート】BLACK BOTTOM BRASS BAND Live!

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2020.11.8(日)

 

「上田城紅葉まつり」でのライブをはじめ、上田市においても馴染みの深い「至福の吹奏楽団」BLACK BOTTOM BRASS BAND(以下「BBBB」)。

 

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で紅葉まつりでのライブが中止となってしまいましたが、サントミューゼの小ホールで開催された「BLACK BOTTOM BRASS BAND Live!」には様々な年齢層の観客が訪れました。

 

登場曲として演奏したのは、ご存知の方も多い「Mess Around」。

 

電飾がついたサングラスをかけ、ピンクのスーツがひと際目立つYUTAさんや、体を大きく動かすBBBBのお祭り男YASSYさんたちの迫力あるブラスサウンドがいきなり会場を湧かせます。

 

 

そして、YASSYさんが「日本で開催する予定だったオリンピックも延期になってしまいましたけど、気持ちの中では祭りの心を忘れずに来年に向かって進んでいきましょう!」と観客に語りかけると、定番の「ワッショイブギ」の演奏が始まります。

 

例年のライブでは、この曲に合わせてアーティストと観客みんなで「わっしょい」のコール&レスポンスで盛り上がるのですが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮し、声出しの代わりに手や体全体を動かしながら「心に溜まったどんよりとしたものを吐き出してしまおう!」と会場を盛り上げていきます。

 

「ワッショイブギ」を終えると再びトークへ。

 

YUTAさんが自身のバンドについて紹介。トークの合間にはTAMOTSUさん が「12.5kgもあるスーザフォンを持つ体づくりのために最近ヨガを始めた」、「メンバーの半数がサウナにはまっている」などの小ネタを披露。

 

トークがひと段落すると、ANTONさん作曲の「リカオンの伝説」の演奏が始まります。

 

リカオンは草原やサバンナに生息する体長76~112センチメートルほどの動物で、絶滅の危機に瀕しています。ANTONさんは、あるドキュメンタリー番組の中で強い動物たちに囲まれて必死に生きるリカオンを見て、その姿を自身のバンドと重ね合わせ、この曲をつくりました。

 

しかし、メンバーたちはリカオンではなく、銀座にいるカオリンという伝説のママを思い浮かべていたそうで、「先日ようやく動物だと知ったんですよ!」とおどけつつ演奏へ。一歩一歩、必死に歩を進めていくリカオンを連想させる、いぶし銀なメロディーが心を震わせます。

 

つづく「GATO」はIGGYさんによるフルート演奏からスタートする曲で、ドラマチックな曲の展開が印象的でした。

 

 

続いて「体を冷やしたらアカン!」というメンバー自身の経験から、音楽を聴きながら手足を動かして健康になろうというテーマで作曲した「ダルマ」や「夢中ムーチョ」、今年に入って1曲だけ作ったという「激情」を演奏していきます。

 

また、エリック・クラプトンの「Change The World」をカバーした演奏は、今の閉塞感ある世の中を音楽の世界で変えようというBBBBメンバーの想いが溢れているようで、心に染み入るメロディーも相まって、観客からは大きな拍手が寄せられました。

 

最終曲「She Be」では、にぎやかなドラムのリズムと金管楽器の艶やかな音色が小ホールを包み込み、気分を爽やかにさせるようなメロディーを奏でていきます。

 

そして、盛大な拍手に応えたアンコールで、新曲「パンプキン」とブラスバンドの定番「聖者の行進」を演奏しライブを終えました。

 

 

ライブ当日はBBBBのクラスコンサートをきっかけに訪れた小学生とその家族もちらほら。初めて鑑賞したという音楽好きのご夫婦は「もっと早くから知っていたら!」と思うほど楽しかったです」とBBBBの魅力にどっぷりハマった様子。大人も子供もリズムを感じながら体を動かし、開放感にあふれたひと時を楽しんだライブとなりました。

 

 

 

【プログラム】

1 Mess Around

2  ストロベリー

3 ワッショイブギ

4 翔んでブルージェリー

5 リカオンの伝説

6 GATO

7 ダルマ

8 夢中ムーチョ

9 劇場

10 Iko Iko

11 Change The World

12 She Be

 

アンコール/

1 パンプキン

2 聖者の行進