サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館)

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【レポート】椿三重奏団 アナリーゼワークショップ

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みる・きく

アナリーゼワークショップ Vol.81~椿三重奏団(ピアノ・トリオ)

日時  2025年12月5日(金)19:00~ 
場所  サントミューゼ小ホール
お話  高橋多佳子(ピアノ)
    礒絵里子(ヴァイオリン)
    新倉瞳(チェロ)

2026年1月31日のリサイタルに向けて開催されたアナリーゼワークショップは、約30名のお客様が参加しました。

ブラームスのピアノ・トリオを深掘り

『愛の挨拶』の演奏を経て、まずはブラームスの紹介から。21歳で作曲した『ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8』を56歳で改訂したという、自分に厳しい人となりが語られます。

ソナタ形式の第1楽章には、たたみ掛ける4音の「運命の動機」や下降する音形「クララのテーマ」が出てきます。三部形式の第2楽章は、ベートーヴェンの交響曲や子守歌などいろんな作品とリンクしています。第3楽章はピアノとチェロの会話が聴きどころ。第4楽章の第1主題はブラームスの“雨の歌”こと『ヴァイオリン・ソナタ第1番』と似た感覚があると言い、礒さんと高橋さんが少し演奏してくれました。そして激しいコーダから短調のまま、崩れ落ちるがごとく終わります。

最後は、「楽章と楽章の間の取り方は?」「お三方が出会ったきっかけは?」といったお客様からの質問に答えます。お三方の仲の良さと絶妙なコンビネーションが伝わってきて、リサイタル本番への期待が高まりました。

取材・文:くりもときょうこ