~ Message ~
「憧れのサントミューゼでのリサイタル!!今からワクワクしています。
今回はウクライナとロシアの和平を願って、プログラムを組みました。
ウクライナで生まれたプロコフィエフによる、チェロならではの朗々とした巨大な世界観を。
三善晃先生の曲は、小児病院の院内に流れる音楽として作曲されました。
優しさに溢れた美しい作品です。
ベートーヴェンは、近現代を含む数あるチェロ・ソナタの中でも、
最も革新的な作品といえるでしょう。
そして最後はロマンティックで雄大なラフマニノフ。
冬になると、なぜかこの曲が弾きたくなります。
チェロのこっくりとした音色で、暖炉のような暖かさを皆さまにお届けできたら…
そんなコンサートをお贈りしたいと思います。」
長谷川陽子

©武藤章
チェロ:長谷川陽子
Yoko Hasegawa,Cello
色彩豊かな音色と音楽性を持ち合わせた、日本を代表するチェロ奏者の一人。
井上頼豊氏に師事。1987年リサイタル・デビュー。翌1988年小林研一郎指揮/日本フィルとの共演で協奏曲デビュー。桐朋学園音楽大学を経て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)に留学。アルト・ノラス氏に師事し、1992年首席で卒業。NHK交響楽団、プラハ交響楽団等、国内外の主要オーケストラとの共演多数。日本各地でのソロ・リサイタルや無伴奏リサイタル、室内楽奏者としても多くのコンサートに出演のほか、メディアにも多数登場している。
2022年デビュー35周年を迎え、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲演奏会は満席の観客から大喝采を浴びた。記念CD「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲」(日本アコースティックレコーズ)はレコード芸術特選盤に選出。
アリオン賞審査員奨励賞、松村賞、霧島国際音楽祭賞、ロストロポーヴィチ国際コンクール特別賞、新日鉄音楽賞フレッシュ・アーティスト賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞等、受賞多数。現在、桐朋学園大学音楽学部准教授。
公式HP:http://yoko-hasegawa.com/

©Takafumi Yamanishi
ピアノ:松本和将
Kazumasa Matsumoto, piano
日本音楽コンクール優勝、全賞を受賞。ブゾーニ国際ピアノコンクール第4位、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位入賞。多くのオーケストラと共演。2016年より「松本和将の世界音楽遺産」と名付けたリサイタルシリーズを毎年開催。YouTube・オンラインサロン・Twitterなどで演奏動画や解説などが話題となっている。
これまでに23枚のCDをリリース。名古屋音大ピアノ演奏家コース客員准教授。東京音大講師。