〝自分が直接感じたものが尊い〟の実像に迫る
山本鼎(やまもとかなえ/1882-1946)は、創作版画の提唱者、さらには児童自由画教育運動・農民美術運動の推進者として知られる洋画家です。彼は青年時代に彫版職人から創作版画家へと転身、洋画を学ぶため4年間を欧州留学に過ごし、“自分が直接感じたものが尊い”という言葉で表される「ある確信」を得て帰国します。
帰国後は信州上田を拠点に全国に先駆けて大正時代の美術教育に新たな風を吹き込みました。
本展では彼の創作版画の代表作《漁夫》《ブルトンヌ》のほか、《水鳥》など農民美術のための優れたデザイン画の数々、留学時代の代表作《サーシャ》《自画像》のほか、彼の芸術上の信念を大いに触発したセザンヌら印象派画家たちの作品もご紹介しながら、マルチな才能を発揮した彼の姿を多面的に見ていきます。
展覧会名 | 開館記念特別展 山本鼎のすべて展 |
会場 | サントミューゼ 上田市立美術館 2階 企画展示室 |
期間 | 2014年10月2日(木)~11月9日(日) |
休館日 | 火曜日 |
時間 | 9:00~17:00 (入場は16:30まで) |
料金 | 一般 800円
※団体(20名以上)、障がい者・介助者1名はそれぞれ100円引き |
関連イベント | ①山本鼎のすべて展シンポジウム
②学芸員によるギャラリートーク 日時:毎週土曜日13:30~
③農民美術新作展 日時:10月18日(土)~27日(月)
④子どもアトリエ 展覧会期間中、木彫り体験、版画教室、児童生徒美術展などを開催。
⑤体験講座 (注)事前申し込み不要。当日受け付けます。 【木彫り(きぼり)体験】 自分の好きな絵や模様を描いて、飾り板に彫刻刀で模様を彫ってみよう! 【木版画(もくはんが)体験】 木版(もくはん)を重ね刷りして、ハガキやしおりをつくります。 |
出品目録 | |
チラシ | |
主催 | 上田市、上田市教育委員会 |
共催 | 信濃毎日新聞社、SBC信越放送 |
協賛 | 株式会社ミマキエンジニアリング |
お問い合わせ | 上田市立美術館 0268-27-2300 |